緑青の戸袋、桶を見ると胸が熱くなり。匠等の意地がそこそこかしこ。絵手紙として使われたり、親しい方への贈り物、東京土産としてもご利用いただけます。
私は散歩するには一人でするのが良いと思っている。
自分の歩幅と速さで、向こうを眺め、近くを見つめの「ながら散歩」である。
古い木造の家の二階を見上げ出し桁の有無を見、
下見板の木目柄に眼を向け、ある時は戸袋の細工に見惚れ、
匠の腕前に驚嘆させられる。
近頃は足早に町を通り抜けるグループがいるが、
町中にある職人の技をみつけるのは無理だろう。
もう少しテンポをゆるめて歩いてはどうだろうか。